ココナッツオイルとは？
ヤシ科のココヤシの実から採れるココナッツオイル。成分の約90％が飽和脂肪酸でできており、酸化しにくく常温保存で2年も持つのが特徴です。
また、飽和脂肪酸のうち60％が中鎖脂肪酸（MCT）で、消化吸収が早く蓄積されにくいためダイエットに最適なオイルと言われています。
ココナッツオイルの融点は25℃。そのため、夏は液体、冬は固形となることが多いオイルですが、形状が変わっても品質や成分に変化はないので安心して使用できます。
ココナッツオイルはアルツハイマー病に効果的？
ココナッツオイルがアルツハイマー認知症に有効だという記事をたまにみかけますが、もし認知症の改善に効果があると医学的に証明されれば世紀の大発見ですね。ただし、これは科学的に実証されたものではありません。アメリカ在住のニューポート医師がココナッツオイルがアルツハイマー型認知症の改善に効果があると発見しましたが、これは「効果がある人がいる」という結果であり、データを平均化すると「効果なし」という結果だそう。
同じヤシ科のパームヤシの実からとれるパームオイルは、ココナッツオイルと同じヤシ油と呼ばれることもありますが、ココナッツオイルとは成分が全く異なるので間違えないように注意しましょう。
主な成分
中鎖脂肪酸、ラウリン酸、ほか
ココナッツオイルの主な効能
ダイエット効果
ココナッツオイルの大部分を占める中鎖脂肪酸は消化吸収が早く蓄積されにくいため、ダイエットに最適なオイルと言われています。健康に良いといっても、カロリーが低いわけではないので摂りすぎには注意してくださいね。
なぜダイエットに効果的なの？
ココナッツオイルの大部分を占める中鎖脂肪酸（MCT）は、一般的な油に含まれる長鎖脂肪酸より分子構造が小さく吸収が早いのが特徴です。肝臓で「ケトン体」という成分へ変化して効率よくエネルギーとして消化されていきます。そのため、中性脂肪が蓄積しにくく、ダイエットに効果的といわれています。
コレステロール値の改善
ココナッツオイルの60％を占める中鎖脂肪酸には善玉コレステロール（HDL）を増やす効果があると言われています。とはいっても、カロリーは高いので摂りすぎると逆効果になってしまいますので、注意してくださいね。
抗菌・抗ウィルス効果
ココナッツオイルの50％近くを占めるラウリン酸（中鎖脂肪酸の一種）は、母乳にも含まれる成分で体内の病原菌を抑制して免疫力をアップする働きがあります。強力な抗菌・抗ウィルス効果があるので、風邪などの感染予防をはじめ、ニキビケアにも効果的が期待できます。
ココナッツオイルの抗酸化作用は？
ココナッツオイルには抗酸化作用がありアンチエイジング効果がある、という記事をみかけますが、実はココナッツオイルの抗酸化作用はオリーブオイルなどの他のオイルに比べてそれほど高くありません。
抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノールはココナッツオイルには少ししか含まれていませんので、抗酸化作用を期待する場合、オリーブオイル、アボカドオイル、アムラオイルなど抗酸化作用のある成分が多く含まれているオイルを選ぶのが良いでしょう。
保湿効果
ココナッツオイルの脂肪分がお肌に触れて分解されると、グリセリンに変化します。またココナッツオイルに豊富に含まれているラウリン酸もお肌に浸透しやすく皮膚の水分を保つ効果があるため、ココナッツオイルは高い保湿効果があることで有名です。
美容にも食用にも！おすすめの使い方
バターをココナッツオイルに置き換えて
パウンドケーキやクッキーなどバターを使ったお菓子を作る時、ココナッツオイルに置き換えることで罪悪感少な目のお菓子を作ることができます。※摂りすぎには注意
★下記の記事ではココナッツオイルを使ったパウンドケーキのレシピを公開しています
他にも、ココナッツオイルを使ったカレーも風味が出て美味しくなりますよ。
いつもの油を置き換えダイエット
炒め物やソテーなど、いつも使っている油をココナッツオイルに置き換えるだけで、中性脂肪ができにくくなり、簡単にダイエットを始めることができますよ。
これまで使っていたバターやマーガリン、植物油といったオイル類をココナッツオイルに置き換えることから始めてみるのが良いでしょう。
マーガリンは危険？
トランス脂肪酸はマーガリン、ショートニング、ファストスプレットなど水素を添加してできる硬化油に含まれており、消化されず体内に長く蓄積して数多くの健康被害が懸念されています。市販のパンやお菓子に含まれていることが多いのでつい口にしてしまいますが、なるべく控えたいところですね。
ココナッツオイルの選び方
食用と美容用があるので間違えないように注意
同じココナッツオイルとはいえ、製造工程が違うので食用をお肌に使用するのは避けた方が無難です（逆もまたしかり）。ただ、食用・美容用、両方に使える商品もありますので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。
コールドプレス、未精製のものを選ぼう
ココナッツオイルの持つ栄養素を最大限に享受したいなら、成分を壊さないコールドプレス（低温圧搾）製法で抽出されたものを選びましょう。また、精製されたオイルは栄養素の大部分が損なわれてしまうので、未精製のオイルを選ぶのも重要なポイントです。
おすすめのココナッツオイル
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食用だけどお肌使えるココナッツオイル
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USDA Organicはアメリカ農務省が規定する厳しい規定をクリアしたオーガニック製品に認定されるマーク。収穫3年前まで無農薬・化学肥料を使用していない土地で有機栽培されていることなど厳格な基準が設けられています。
California Gold NutritionはiHerbのプライベートブランド。iHerbのプライベートブランドとは、iHerbが信頼できるパートナーと組んで、材料から製造工程、テスト、出荷までを監督しているiHerbお墨付きのブランドです。
乾燥した時期のボディケアに
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アドバンスドクリニカルはアメリカ、シカゴに拠点を置くスキンケアブランドで、アンチエイジングやシミなどにアプローチする製品を多く開発している会社です
